予想を裏切る「変なホテル」が導入したもの、
ハウステンボスが経営する変わり続けることを約束するホテル「変なホテル」。
災害時にも「安心」を提供するための試みを実行。
変なホテルは2015年7月17日にオープンした次世代型ホテル。なんと83台もの変なロボット達が接客を含めたホテル運営をになっている。客室は6棟144室、宿泊費は一室9,000円〜。
変なホテルでは、2期棟の営業開始(3月15日)に合わせ東芝の水素発電システム(H2One)を導入した。激務と言われるホテルの仕事を24時間休まず、文句なくこなしてくれるロボット達が、安定して24時間働き続けられるようになる。
H2Oneで作れる電気は「電力換算で1800キロワット時を貯蔵でき、ホテル1棟12室の1年分の電力を賄える。」(上記記事より抜粋)。また、水素発電は発電の副産物として、お湯ができます。
変なホテルの宿泊客は最大496人、ホテルは6棟。災害時、変なホテルは496人もの方たちに2ヶ月間、電気と温水を提供できる。被災時、電気とお湯があったらどれだけ安心できることか、、、 避難生活中にお風呂に入れる。たったこれだけで、避難生活後に精神障害などの後遺症に悩まされる心配がなくなるのです(東北大震災により、PTSD、うつ、不安に悩まされている方は被災者の12%にも登ると言われています)。
次世代のエネルギー源として期待される水素発電ですが、一刻も早く普及して欲しいと願います。また、変なホテルのように積極的に次世代の技術を取り入れ、日本を良くして行こうという企業を応援していきたいと思います。
東芝H2Oneの主な仕様
システムの主な仕様 |
水素製造量 最大1m3/h 水素消費量 最大2.5m3/h 水素貯蔵量 最大33m3(270Nm3、0.8MPa) 温水供給量 最大75L/h(40℃) 太陽光発電量 30kW 燃料電池出力 最大3.5kW 電力貯蔵量 350kWh 燃料電池効率 95%(発電55%、温水40%) |