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EQ-道場

スポーツカートに夢中な管理人が気ままに続けるブログ

ストレスの多い現代社会で戦うサラリーマンのための、新しいストレス解消法4

「ストレスの多い現代社会で戦うサラリーマンのための、新しいストレス解消法」
と銘打って連載している本シリーズ。

全7回にわたり、現代人の新しいストレス解消法として
スポーツカートを提案させていただいております。

第4回となる今回は「車が走る仕組み その2」についてお話します

 

さて、まずは前回の復習から、、、

 

前回の記事を読んでいない方は是非そちらも読んでいただきたいと思います。

前回は、進化するためには「仕組み」「原理」を知ることが大切であること、
それから、タイヤの限界を表す図の読み方を説明しました。

f:id:EQ_doujou:20160329122630p:plain

各軸は力の使い方。
赤い点は力の量とその力が何に使われているか。
青い円はタイヤに掛かる力の限界点。

 

アクセルを踏むと、タイヤに加速する力が加わるため
赤い点は上に移動する。

ブレーキを踏めば、減速し、赤い点は下に移動する。

ハンドルを切れば、横に移動する。

そして、大きな力が加わり、赤い点が青い円の外に飛び出た時
カートはスピンする。

 

 

赤い点が青い円の外に飛び出るとスピンする、
これがイメージできない人は、一度カート場に行って
次のことをやってみて下さい。

・スピードが乗ったところから、全力でブレーキ

・ヘアピンコーナーの頂点手前で、アクセル全開

全力でブレーキを踏むと、減速方向に力が働き、

タイヤの限界を超えます。

すると、タイヤが滑り出し、カートが不安定になって
スピンします。

このタイヤが滑りだす瞬間を体で感じ取って下さい。

 

それが、赤い点が青い円上に到達した瞬間です。

 

同じようにヘアピンコーナーを曲がっている時は
曲がる方向に限界近い力がかかっています。
(図で言うと右の端近くに赤い点がある状態)

f:id:EQ_doujou:20160330063450p:plain

その状態からさらにアクセル(加速させる力)を加えると
赤い点は右端から更に上に移動し、青い円から外れます。

f:id:EQ_doujou:20160330063831p:plain

するとブレーキと同じようにタイヤが滑り出し、スピンします。

この時も、タイヤが滑りだす瞬間を体で感じ取れるように意識して下さい。

 

ちなみに、、、

 

ドライビングテクニックは全てこの
「タイヤの限界」で説明することができます。

一つの例外もなく全てです。

そのくらい重要な原理であり、ドライビングテクニックの原点です。

タイヤの限界を理解し、感じることができれば、
あなたは常に正しく進化し続けることができます。

カートの性能を最大限に引き出すためには、
「荷重」という考え方を知る必要があります。

しかし、これ以上は混乱してしまうので
このシリーズでは扱いません。

荷重については別の機会に、お話させていただきます。

 

もう一つ、、、

 

タイヤの限界について、知っておくと良いことをお話します。

「タイヤの限界を超えた状態では、本来と逆のことが起こる」

前回の記事で書きましたが、カートの本来の動きは

・アクセルを踏むと進む
・ブレーキを踏むと停まる
・ハンドルを切ると曲がる

 

しかし、、、

 

これは青い円の中に赤い点がある時にしか成り立ちません。

全力でブレーキを踏んで、スピンしそうになったとき
「危ないから停まろう」と思ってブレーキを踏み続けても停まれません。

オーバースピードでコーナーに突入してしまったとき
「曲がりたいから」と思ってどんなにハンドルを切っても全く曲がれません。
(ちなみに、この状態をアンダーステアと呼びます)

ブレーキで限界を超えたら、一瞬ブレーキを緩めると
赤い点が青い円の内側に戻ってくるので停まれるようになります。

昔、自動車の教習所でポンピングブレーキを習ったと思います。

まさに、それです。

コーナーが曲がりきれない状態を解決するテクニックとして
カウンターステア」というテクニックがあります。

これは曲がりたい方向の逆にハンドルを切るというテクニックです。
原理はポンピングブレーキと同じです。

このような「仕組み」を知らない人が、タイヤの限界を超えると、
本来の動きに従って状況を悪化させます。

ブレーキが限界を迎えているのに、なおブレーキを踏み続ける。
曲がり切れないのに、なおハンドルを切り足す。

スポーツカートが初めての人は、毎回、
同じコーナーでスピンを繰り返します。

「曲がる時のスピードが早すぎるからだよ」とアドバイスを
もらっているのに一向に上手くならない。

本当は、ブレーキで限界を迎えているため
もっと手前からゆっくりと減速しないといけないのに、

スピードを落とそうとして、より強くブレーキを踏んでしまうからです。

仕組みを知っていれば、簡単に理解できる当たり前のことです。

 

しかし、

 

知らないとパニックです。

「スピードを落とせ!」と言われてブレーキを踏んだら、
「違う!!」と怒られる。。。

理不尽この上ないですね。

 

ちなみに、速く走るためには「タイヤに最大限の力を加える」と言ったのを
覚えているでしょうか。

プロドライバーのような一流の方達は、コースの最初から最後まで
限界ぎりぎりで走り続けられる人達です。

終始、理不尽この上ない状況の中、
その理不尽な状況を完璧にコントロールすることができる人達です。

しかも、レーサーが乗るマシンはエンジンパワー、ブレーキ、タイヤ
全てが規格外のパワーを持っているため、
一瞬でも青い円を超えると、簡単に、しかも派手にクラッシュします。
(時速300km/hのスピードでブレーキが効かなくなったら、、、と想像してみてください)

 

カートについて、ドライビングテクニックについて、
色々なことを知れば知るほど、
プロドライバーって本当にすごいんだって、心の底から尊敬できます。

現役F1ドライバーがカートをやっている動画があるのでご紹介しておきます。

youtube:https://youtu.be/g7DRKG1zx2g 
解説記事:F1チャンピオンが素人相手にカートでレースしたらこうなった / 

 

タイヤの限界を感じることができるようになることが
あなたが進化するための第一歩です。

最初は分からないかもしれませんが、
何度も走って、何度もスピンして、
スピンするときと、しないときの「違い」を
全身の神経を集中させて感じて下さい。

ハンドルの重さ、アクセルやブレーキの重さ、
腰に伝わってくる振動、エンジン音、etc...

タイヤの限界を感じるセンサーは沢山あります。
どれでもいいです。

自分が一番感じ易いセンサーを見つけてタイヤを感じ取って下さい。

 

 

次回は、「スポーツカートがなぜサラリーマンにお勧めなのか」について、ふれていきたいと思います。