再婚夫婦、その末路
兵庫県に住む女性(48)が夫を毒殺した事件、
どうにも違和感があります。
さて、今回毒として使われた
燃料用アルコール(メタノール)は
どれだけ飲むと死に至るのだろう。
さてメタノールの中毒量は個人差が大きいのですが、一般的には10~20mLの飲用で失明し、致死量は80~120mLとされています。
致死量は80〜120mL
コップで半分よりも
多いくらいの量でしょうか。
燃料用アルコールの
メタノール含有量は76.6%。
●成分:メタノール/エタノール/イソプロパノール
●含有量
・メタノール:76.6%
・エタノール:21.4%
・イソプロパノール:0.3%
コップ一杯の燃料用アルコールを
飲むと致死量です。
今回の事件ではお酒に混ぜて
薄くなっています。
致死量に達するには
それなりにの量を
飲むことになります。
燃料用アルコールは500mlで
売られているものが多い。
2Lのパック酒を一部捨て、
500ml全部混ぜたとすると
致死量に達するまで、
約4杯。
酒飲みからすれば
大した量ではないでしょう。
まぁ、晩酌には
ちょうどいい量かもしれません。
しかし、、、
問題はそこではない。
県警は9日、殺人未遂容疑で妻を逮捕。翌10日に男性が多臓器不全で死亡したため、11日に殺人容疑に切り替えて送検した。その後、神戸地検は傷害致死罪で起訴した。殺意を立証できないと判断したためとみられる。
(上記記事より)
「殺意を立証できない」
なぜ!?
書いた通り致死量に達するには、
燃料用アルコール一本全て
使わないといけません。
"毒"っていうと
どんなイメージを持つでしょう?
「一滴でも口にすると呻きながら倒れこむ」
そんなのを想像しませんか?
その毒を
「1本全部使う」
もう殺す気としかいいようがない。
そもそも、致死量を調べてないと
殺せないです。
とりあえず「飲ませれば殺せる」
ほどの強力な毒ではないので、
にも関わらず、
「殺意を立証できない」
そして、殺人罪から傷害致死罪に変更。
さらにこの記事、
殺された夫も殺した妻も名前が出てこない。
さて、なぜでしょう?