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原発再稼働に反対の人達って、何に反対なんだろう?

関電が高浜原発の再稼働が認められたことを受けて
電気料金の値下げをする方針で動き始めたとのこと。

 

www.nikkei.com

 

さて、

なぜ原発再稼働が電気料金の値下げにつながるのでしょう?

高浜3、4号機が動けば、原発の代わりに動かしていた火力を止めることができ、年間840億円分の燃料費が減らせると試算している。浮いた分は、電気料金の値下げにまわす考えだ。
(
高浜再稼働で関電値下げ方針 社長、時期は明言せず:朝日新聞デジタル)

単純に火力発電で代替していた分の燃料費が浮くということです。

 

「でも、それなら原発稼働の費用、燃料費は?」
「火力が減る分、原発が増えるのでは?」

 

ということが疑問となります。

 

さて、では稼働していない原発の維持はどのようになっているのでしょう?

「稼働していないのだから放置されている」

なんてことは当然あり得ません。

試算は原発を持たない沖縄電力を除く9電力の2011年度決算をもとに算出した。原発の運転には、減価償却費や人件費、固定資産税などが合計1兆5000億円かかる。

 このうち原発を止めると浮く費用は、使用済み核燃料の再処理コストや燃料費などの計3000億円。差し引きで停止中も1兆2000億円の費用負担になると試算した。
(原発維持コスト、年1.2兆円 経産省が試算 :日本経済新聞)/

 

この記事は9社の合計なのでその点は考慮するべきですが、
年間1000億円以上の”無駄金”が使われているのです。

 

さらにポイントは、稼働停止で浮く費用が燃料に関わる費用だけ。

というところです。

 

つまり、
原発を停止させていても日々の運用コストは変わらない。

これは
「停止中でも爆発する危険はある」
「稼働中と停止中で爆発の危険度はあまり変わらない」
ということを意味しています。
※危険度が下がるなら、保守点検などの運用コストを下げられるので

 

年間1000億円以上もの費用をかけて、
ただ”維持”しているだけなら、
その分発電して有効利用したほうがいいと思いませんか?

”事故”に対するリスクは「稼働」も「停止」も変わらないのだから。