EQ-道場

スポーツカートに夢中な管理人が気ままに続けるブログ

初心者にアウト・イン・アウトは無理

アウト・イン・アウト

という言葉を
聞いたことがある人は
多いと思います。

アウト・イン・アウトは
コーナーを速く走る
ドライビングの
基本テクニックです。

コーナリングのライン取り
=アウト・イン・アウト

というのは、
常識として浸透しつつある
のではないでしょうか?

 

しかし、、、

 

初心者の人は
アウト・イン・アウト
なんて考えないで下さい。

初心者は、まずは
「イン・イン・イン」
で練習するべきです。

 

アウト・イン・アウトは
コーナでハンドルを切る量を
少なくするための
テクニックです。

アウト・イン・アウトは
コーナー出口で
タイヤに掛ける力を

「曲がる」力ではなく、
「加速する」力を
多く掛けることができます。

速く走るなら
アウト・イン・アウトは
必要なテクニックです。

 

では、

なぜ初心者は
イン・イン・インで
練習するべきか?

 

簡単です。

 

アウト・イン・アウトは
考えること、やるべきことが
多すぎて、初心者が
いきなりチャレンジすると
混乱して、
上手く行かないからです。 

 

コーナリングで 大事なことは

「自分のイメージしたライン上を走る」
「一定の速度で曲がる」

です。

そのためには
コース上、真っ黒なアスファルトの上に
自分が走りたいラインを
イメージすることが必要です。

レーシングゲームだと
親切にラインを表示してくれますが、
現実世界では自分の頭の中だけで、
イメージを作ります。

そもそも、「ライン」と言われても
ピントこない人も多いかもしれません。

中には「LINE」を思い浮かべる人も
いるでしょう。

走行ライン(または、単にライン)は、
「カートがコースのどこを走るか」
を表します。

サーキットのコースは幅が広いです。
F1で使うサーキットだと15mもあります。
(だいたい片側2車線の幹線道路くらい)

カート用の小さいサーキットでも
コース幅は10m程あります。

コースの右端を走るか、左端を走るか、
それとも真ん中を走るか、
というのが走行ラインです。

※ちなみに、そのサーキットを
最速で走るための走行ラインを
レコードラインと呼びます。

 

 

さて、先にも書いた通り、
アウト・イン・アウトをするには
頭の中でラインをイメージして、
そのライン上を走らないといけません。

しかも、、、

「自分がラインから外れたかどうか?」
を自分で走りながらチェックできないと
上達できません。

初心者には無理ですね。

なのではじめは、
アウト・イン・アウトは諦めましょう。
まずはコーナリングの感覚をつかむことが
上達への近道です。

イン・イン・インなら
コースの端に沿って走るだけなので
ラインをイメージする必要もないし、
ラインから外れたら直ぐ分かります。

 

ということで、
はじめは「一定の速度で曲がる」ことを
意識してコーナーを走りましょう。

ポイントは次回詳しく説明しますが、
一定の速度で曲がることは
タイヤに掛ける力を
コントロールするために
必要となるテクニックです。

遅い速度でもいいので、
一定の速度で走れるようになると
その後の上達が早くなります。

 

一定の速度で曲がることを
意識して練習しましょう。