ストレスの多い現代社会で戦うサラリーマンのための、新しいストレス解消法②
「ストレスの多い現代社会で戦うサラリーマンのための、新しいストレス解消法」
と銘打って連載している本シリーズ。
全7回にわたり、現代人の新しいストレス解消法として
スポーツカートを提案させていただいております。
第2回となる今回は「スポーツカートを始める上で、最低限知っておくべきルール・マナー」についてお伝えします。
本題に入る前に、交通事故のニュースをご紹介します。
2016年3月27日、交通事故により60歳男性の方がお亡くなりなってしまいました。
事故の原因は分かっておりませんが、
一方の車が対向車線にはみ出したことで正面衝突してしまったとのことです。
日本では2015年に53万6,789件の交通事故が発生し、
交通事故により4,117人もの方が亡くなられております。
事故の原因は様々だと思います。
しかし、
どんな事故でも必ず言えることは、、、
全員が交通ルール・マナーを守っていれば事故は絶対に起きない。
ということです。
前置きが長くなりましたが、
これからスポーツカートを始められる方、
ルール・マナーを守って、
自分だけでなく
その場にいる全員が楽しくスポーツカートができるよう、
配慮のできる人になりましょう。
と、いうことで
スポーツカートを始める上で最低限知っておくべきルール・マナーについて
書いていきたいと思います。
基本は交通ルールと同じで、
「周りの人の迷惑になることはしない」
これだけです。
みんな知っている当たり前のことですが、
前回も書いた通り、
スポーツカートには「非日常的な臨場感、興奮」が詰まっています(ストレスの多い現代社会で戦うサラリーマンのための、新しいストレス解消法① - EQ-道場)。
楽しくなり過ぎて周りが見えなくならないよう、
毎回、走る前に、
しっかりとルールを確認するようにしましょう。
スポーツカートを始める上で知っておくべきルール・マナーは全部で5つ
①フラッグの指示に必ず従う
②他のカートとぶつからない
③コース上で停止しない
④明らかに無茶な運転、暴走行為をしない
⑤他の人は「暴走するもの」という意識を持っておく
①以外は、どれも一般常識、当たり前のことですね。
ただ、このままだと抽象的過ぎて
具体的に何をやってはダメなのか分からないので具体的な禁止行為を書きます。
①フラッグの指示に必ず従う
フラッグは、F1などのモータースポーツ独特のルールなので、
なんのことか「さっぱり分からない」人が多いと思います。
フラッグは簡単に言うと、審判です。
誰かがクラッシュ、スピンなどで止まってしまった場合、
後続車両がそれを知らずに突っ込んで来ると危険です。
そのため、コースの状態やレース中断などをドライバーに指示を出す方法がフラッグです。
レースの終了を指示するチェッカーフラッグは有名なので
知っている人もいると思います。
フラッグには色々な種類があり、それぞれに意味があるので
この種類と意味を覚えることは必須です。
が、
趣味でスポーツカートをやるには、フラッグを3つ覚えれば十分です。
・黄旗:事故車両有り。注意して走行せよ。
「黄色=注意」です。黄旗が振られたら少し速度を落として
何かあっても対処できるようにしましょう。
また、黄旗中に追い越しは厳禁です。
停まっている車両を通過したら元のスピードに戻してOKです。
・赤旗:レース中断。ピットへ戻れ。
「赤色=中止」です。赤旗が振られたら、「ゆっくりと一周回ってから」
ピットに戻って下さい。
ピットとは車の待機場のような場所で、コースを走るときは、
ピットからスタートして、走り終わったらピットに戻ります。
・チェッカー:レース終了。ピットへ戻れ。
「チェッカー=終了」です。チェッカーが振られたら、
ゆっくりと一周回ってからピットに戻って下さい。
やることは赤旗と同じです。
覚えるべきフラッグは以上です。
スポーツカートは走行前に、スタッフの方からフラッグを含めたルールの説明を
必ず受けます。
ですのでスタッフの説明をよく聞いて違反しないよう心がけて下さい。
②他の人とぶつからない
当たり前ですね。
ただ、白熱してくるとどうしても周りが見えなくなってぶつかってしまったり、
前の車がスピンして、避けきれずぶつかったりということがあります。
注意して下さい。
ぶつかったり、ぶつけられたりするとお互い嫌な気持ちになり
折角のスポーツカートが台無しです。
もし、ぶつかってしまったら、走行が終わった後、
相手に一言「すいませんでした」と声をかけることを忘れないで下さい。
③コース上で停止しない
コース上で停まると後続車両に衝突されるため、
大変危険です。
スピンしてしまった、などやむを得ない場合以外、
絶対に停まらないで下さい。
たまに赤旗が振られた際、信号機の赤と勘違いして
停まってしまう人が居ます。
危険です。
④明らかに無茶な運転、暴走行為をしない
⑤他の人は「暴走するもの」という意識を持っておく
何度も言いますが、スポーツカートでは「楽し過ぎて」暴走しがちです。
強い自制の念をもって節度ある楽しみ方をしましょう。
暴走すると、派手にスピンして壁に激突したり、
他の人を巻き込んでクラッシュしたり、と非常に危険です。
また、あなたは冷静でも前を走っている人が冷静とは限りません。
普通の車を運転する時と同様「かもしれない」は常に頭に置いておくようにしましょう。
これだけ、知っておけばスポーツカートを始められます。
お近くのカート場に足を運んでみて下さい。
ちなみに、スポーツカートは免許不要です。
中学生でも楽しむことができます。
また、カート場へは手ぶらで行ってもOKです。
ヘルメット、グローブといった必要な装備はすべて貸してくれます(通常無料)。
動きやすい格好、長袖・長ズボンで気楽にカート場へ行くことができます。
お仕事帰りに是非よってみて下さい。
次回は、「カートの構造と車が走る仕組み」について、ふれてみたいと思います。