EQ-道場

スポーツカートに夢中な管理人が気ままに続けるブログ

矛盾とは、蛇足の副産物である

モータースポーツには
レギュレーションというものがある。
レースに出場可能な車はどんなものか、
最低限必要な装備、
改造していい部品、
レース中にやっていいことダメなこと。

本当にビクリするぐらい
事細かに決められています。

 

F1を見ていると、
シーズン中のレギュレーションがあり
出場チームが文句を言う
ということがよく有ります。

レギュレーションの穴を見つけて
ちょっとでも速く走るために
みんなギリギリを攻めているからです。

 

逆に、、、

 

それぐらいガチガチにしないと
レースとして成立しない、
ということでもあります。

F1の世界は意外とダーティーです。

 

さて、そんなレギュレーションですが、
国内カートについて、
主催団体であるJAFが決めている
「JAF国内カート競技車両規則」
というレギュレーションがあります。

名前の通り国内のカート競技は
全てこの規則に則って
行われなければならない、
凄い規則です。

 

このJAF国内カート競技車両規則に
面白い一節があったので紹介します。

1)カートの定義
カートとは、ボディ付きまたは
ボディなしの陸上車両であり、
地面と常に接触する、
直線上に並べられていない
4本の車輪を有し、
そのうち2本は操向を行い、
その他の2本が推進を行う。
その主要部品は、シャシー(ボディ)、
タイヤ、エンジンである。

 

一見、普通に見えるかもしれません。
かなり難解な言葉を使っていますが
カートを客観的に定義している文章です。

 

しかし、、、

 

よく読むと盛大に
矛盾している箇所があります。
「カートとは、ボディ付きまたは
ボディなしの陸上車両」
その主要部品は、シャシー(ボディ)

 

ボディなしの陸上車両、
その主要部品はボディ

 

カートの競技車両規則で
カートの定義は最も
重要な定義の一つ。
そんな大事なところで
こんな間違いしなくても、、、

しかも「ボディなしの陸上車両」
ってどんなだ?

昔、こち亀に自転車レースに
出る話があって、
「フレームが失くなった自転車を
両さんが自身がフレームになって
ゴールする」
という落ちがあったが、
それをイメージしているのか?

きっと、会議のとき、
「ボディがないカートも存在するのでは?」
と言い出した人がいて、
ボディなし陸上車両の件は、
あとから差し込まれたのでしょう。

そのせいで矛盾がある
へんてこな定義になってしまった。
正に蛇足。

 

ちなみに、、、

 

「ボディなし陸上車両」の例を
ご存知の方がいたら是非教えて下さい。
検索してみたのですが、
見つけることができませんでした。。。

なぞの規則「カートプリ」

第12条 カートプリ

カートプリのタイトルは、JAFによって統制され、
その許可がなければ使用することができない。

  

「カートプリ」という言葉をご存知でしょうか。
(恥ずかしながら筆者はこの記事を書くまで知りませんでした。)

JAF国内カート競技規則の総則に乗っている言葉です。

 

JAF国内カート競技規則は
その名の通りJAFが規定している国内カートの競技規則(全342ページ)。
国内で開催される公式レースは
全てこの規則に則って行われる重要な規則です。

 

そんな重要な規則の6ページ目、総則第12条に規定されているのが
「カートプリ」です。

 

規則は重要なものから順に記載していくもの、
342ページ中 6ページ目、しかも全体の枠組みを規定している
総則の条文に記載される「カートプリ」。

さぞ重要なものなのでしょう。

しかもその前後を見ると、

第11条 カート競技会の呼称
  国内で組織される競技会において、グランプリまたは選手権および
全日本または全国の呼称はJAFによって統制され、その許可がなけ
れば使用することはできない。(以下略)

 

第13条 選手権競技
「全日本カート選手権」、「地方カート選手権」、または「ジュニア
カート選手権」のかかったイベントについては、別に定める「日本カ
ート選手権規定」に従うものとする。
  その他の選手権競技は、JAFに登録したクラブ、またはカート団
体がこれを開催することができるが、この場合、競技会の名称に主催
クラブ名を冠するものとする。

第14条 JAFカップ
  JAFは、カート競技の発展・普及を目的として開催されるカート
競技に「JAFカップ」のタイトルを与える。

 なんと国内カートレースで最高峰の「全日本カート選手権」や
主催団体であるJAFの名を冠した「JAFカップ」よりも前に規定されている。

 

一体「カートプリ」とは何なのか?
とりあえず、条文の文言や前後の文脈から
レースの名称だろうと分かるが、、、

 

調べてみると、まず出てくるのがこちら、

JAFモータースポーツ|カート競技に関する各種料金

 

タイトル登録料
CIK/FIA登録料 524,300 *
カートプリ登録料 524,300 *

 

凄い、、、

カートプリの上に記載されている
CIKとFIAはどちらもモータースポーツを取り仕切る国際団体。
FIAはF1の主催としても有名です。

そんな世界トップクラスの団体と同列に扱われるカートプリ。

 

知らなかったのって結構恥ずかしいのかも、、、

とにかく続きを調べてみよう。

 

 

、、、あれ?

 

全く情報が出てこない。

かろうじて、あるブログ記事がでてきた。

「むつ湾スピードウェイ開場記念ねぶたまつり '72日本カートプリ大会」(1972/8/5-6)が青森県、青森ねぶたまつり協賛で開催されたという。
これがJAFが開催する日本初の"カートプリ"である。

そらまめスピードウェイ: むつ湾・インターナショナル・スピードウェイ (青森県) -未完

同じ記事の中で
「1973年(昭和48)には全日本カート競技選手権が開始されています。」
とあります。
おそらく日本初の公認カートレースが「カートプリ」なのでしょう。

 

その後も調べてみましたが、「香港カートプリ」という名称がでてくるも
詳細情報はなし。
香港とついているから香港で開催されたレースかと思いきや、
「仙台で開催」という記述も見られる。

 

「カートプリ」
登録料が50万円以上する重要な名称のはずでなのだが、、、

なぞだ

ユニクロの新サービス「UT Picks」、、、それでいいのか日本人!?

ユニクロが新たなサービスを仕掛けてきた。

 

www.excite.co.jp

 

ユニクロを経営するファーストリテイリング
流通において、卸売を省き
超低価格での衣服販売をスタートさせた。

その後も、
「1シーズン限りの使い捨て」という割りにより原価を抑え、
安価な衣服を提供し続けている。

また、ただ安いだけでなく「有名デザイナー」とのコラボによる
デザインTシャツなどユーザーを飽きさせない戦略が魅力だ。

単なる衣服の販売にではなく、市場全体を見て、
ニーズをついた戦略を展開し続けるのは

「流石 ユニクロ」としか言いようがない。

 

そんなユニクロが新しくスタートさせたのが「UT Picks」。

UT Picksは自分で服を選ばなくても、
著名人が選んだTシャツが毎月送られてくるサービス。

ファッションに対する潜在的なニーズが薄れ、
どんなにいいモノを店頭に並べたとしても、

「そもそもお客が店に来てくれない」

という現状を打開するための施策だ。

「服を買いに行くための服がない」

インターネットの書き込みで度々ネタになる言葉であるが、
UT Picksはそんな人達を客層に取り込むことが狙い。

 

市場ニーズの動向を的確に掴んだ、正に
「流石 ユニクロ
というサービスである。

 

しかし、、、

 

このサービス、別の視点から見てみよう。
UT Picksは確かに素晴らしい。

が、逆に言えば、
「自分で服を選ばない人が増えた」ということが言える。

自分の服ですら、「自分の意志を表現しない人」の数が増え、
ユニクロ程の超大手ブランドが獲得に動き出すほどの
市場を形成している。

日本人の流される体質も遂にここまで来たか、、、

と言わざるをえない。

 

しかし、「物は言いよう」である。

意志を表現できない人に「意志を出せ」
と言っても意味が無い。

 

そこで提案です。

 

まず、UT Picksに登録して
自分の好きな人が選んでくれたTシャツを手に入れよう。

そしたらそれを着て、近所の店に行って欲しい。
店はどこでもいい。
ユニクロでもいいし、アパレルショップでもいい、
できればスタッフが親しみ易いショップがベスト。
(見つからなければ一番近い店で良い)

そこで「このシャツに合う服を探している」と
一言いってみよう。

それをユニクロからTシャツが届くたび、
毎月同じ店で繰り返して下さい。

 

5ヶ月後、、、


必ず、あなたは変わる。

意外と多い、関東圏に52店舗

 まだまだマイナーなスポーツだし、
専門店でそんなに儲かるもんでもないから
少ないだろうと思っていました。

 

しかし、、、

 

調べて見たら意外と多い、

関東圏に52店もある。
みんなやっぱり好きなんですね。

 

これだけあれば、通えるショップが
一つは見つかるはず。


関東のショップ一覧

ファクトリー クラモチ 東京都北区中十条3-20-5
シルクロードレーシングサービス 東京都足立区千住関屋町19-1
スピードレーシング 東京都中央区湊1-3-9
ZURU Speed 東京都墨田区東駒形2-6-1
レーシングファクトリー ユー 東京都墨田区立花4-28-19
桑山レーシング 東京都江戸川区北小岩2-23-2
ウエルストンカートショップ 東京都江戸川区北篠崎2-14-16
ベアレーシング 東京都世田谷区等々力7-2-26
K3レーシングサービス 東京都国分寺市西元町2-11-20
武蔵野カートサービス 東京都立川市西砂町4-6-2
アカサカレーシング 東京都西多摩郡瑞穂町二本木山田台907-1
スーパーチップス 東京都八王子市中野山王1-6-15
有限会社 フォーミュラバトル 東京都稲城市矢野口3294
Mon’s 神奈川県横浜市港南区上永谷2-22-2
株式会社フラックス 神奈川県横浜市都筑区大熊町882-1
チーム クニ 神奈川県相模原市下溝1115
BE MAX・Aーone 神奈川県横浜市鶴見区東寺尾1-1-14
ガレージ茶畑 神奈川県足柄上郡大井町金子1843
K’s FACTORY 千葉市中央区星久喜町883-1
チームオーガスト 千葉市稲毛区園生町487-3
カートショップモリ 千葉県市川市末広2-1-6
レーシングファクトリー アオヤマ 千葉県船橋市宮本3-9-10
トクエ.カーティングコミュニケーション 千葉県鎌ヶ谷市鎌ヶ谷9-14-23
ティアラ レーシングサービス 千葉県四街道市物井1537-9
J-BLOOD RF 千葉県袖ヶ浦市長浦駅前7-23-7
レーシングスクエア GEN 千葉県市原市神代232-1
K.SPEEDWIN 茨城県竜ヶ崎市泉町1314-3
レーヴカートサービス 茨城県守谷市立沢1790-1
Team 風神 茨城県坂東市矢作3089-8
マックスレーシング 茨城県つくば市花室1225-1
BE MAX 茨城県坂東市岩井627-1
カシマレーシング 茨城県鹿嶋市佐田311
RS神野 茨城県かすみがうら市宍倉828
アイジーコルセ 茨城県かすみがうら市上稲吉1983-1
FORZA カートサービス 栃木県栃木市平柳町1-11-16
レーシングサービス エッフェガーラ 栃木県河内郡上三町上蒲生2029-12
後藤エンジニアリング 埼玉県川口市安行西立野242-3
RT YRHKS 埼玉県川口市上青木1-8-5
コジマブレーンファクトリー 埼玉県さいたま市緑区大間木1666-1
レーシングサービス モンディアル 埼玉県さいたま市桜区大字上大久保1061-1
KAZO RACING 埼玉県加須市南町14-3
アルデックスジャパン 埼玉県所沢市山口646-1
ガレージC Akigase 埼玉県志木市上宗岡3-7-17
SPS 川口 埼玉県志木市上宗岡2丁目13番12号
オビカート 群馬県高崎市芝塚町196
ハルナレーシングファクトリー 群馬県前橋市青梨子町752-12
J-TRICレーシング 群馬県伊勢崎市連取本町2-4
ラウディーレーシングファクトリー 長野市西和田一丁目三四番地一号
松本レーシング 長野県松本市岡田松岡116-3
T’BOX 長野県松本市筑摩3-9-12
アクトレーシング(長野) 長野県松本市平田東3-30-3
パッシングポイント 長野県安曇野市豊科高家5733-8
アステック 山梨県甲府市和戸町699-1

※RacingKart.info様より転載(全国カートショップガイド | KMIA

 

 

缶コーヒーより安い!スポーツカートのコスト

モータースポーツはお金がかかる

みなさんそう考えていませんか?

 

はい、その通りです。

 

モータースポーツは、車体がまず高い。
その上、ヘルメット、グローブ、レーシングスーツ、シューズなど
専用の装備が高い。

さらに維持費。

車体の保管場所、コースまでの交通費、サーキット使用料、
燃料、タイヤ、各種破損する部品、、、
そして整備道具。

 

もちろん値段はモータースポーツの種類にもよりますが、
総じて高い。

そんなモータースポーツですが、
比較的敷居が低いと思われるスポーツカート。

RacingKart.infoというサイトに
費用が乗っていたので紹介します。

 

イニシャルコスト(例)

シャシーTIA WT-Ⅳ KT100SD搭載) 380,000円
ヘルメット 42,000円
レーシングスーツ 25,000円
グローブ 3,500円
シューズ 13,000円
カートスタンド 15,000円
エアゲージ 12,000円
ガソリン携行缶 1,500円
混合タンク 2,500円
合計 494,500円

 

1年間にかかるランニングコスト(例)

コース走行料金(月1回)6,000×12ヶ月 72,000円
エンジン オーバーホール 30,000円
タイヤ 1セット(4本) 30,000円
チェーン 2本 12,000円
オイル 4リットル 8,000円
スプロケット 1枚 4,000円
プラグ 1本 1,600円
潤滑剤 1本 1,000円
チェーンオイル 1本 2,100円
ガソリン(1回10リットル:ハイオク)
170円×10リットル×12ヶ月
20,400円
ガレージ保管代(ショップにて保管の場合)
5,000円×12ヶ月
60,000円
合計 243,100円
1ヶ月あたりのコスト 約20,000円

レーシングカートスタートマニュアル | KMIAより転載

 

高い、、、

 

「カート始めたいから50万円ください」

家族団欒のお茶の間でそんな言葉を口走った日には
温かかった食卓が一気に凍りついてしまうことでしょう。

 

しかし、、、

 

だからといって諦める必要はありません。
共同オーナー、チーム運営という手があります。

F1などのプロのレースを見ても分かる通り、
モータースポーツはチーム戦です。

カートをやる人全員がマイカートを持つ必要はありません。
仲間を10人集めることができたら
1人当たりの負担額は5万円程度、
それぐらいなら何とか用意できそうな気がしてきませんか?

維持費も2千円/年程度。

 

毎朝飲んでる缶コーヒーの10分の1
毎月の美容費に比べたらなんと、100分の1

飲み会を一回減らすとお釣りが来ます。
※以前、飲み会行くよりスポーツカートで身も心も健全にリフレッシュしよう、という記事も書いているのでそちらも是非:ストレスの多い現代社会で戦うサラリーマンのための、新しいストレス解消法①

 

この程度の出費なら、自分でもできる気がしませんか!?

【圧縮比】が語るエンジン性能

機構 空冷2ストローク
バルブ システム ピストンバルブ
排気量 97.6cm3
内径×行程 52×46mm
圧縮比 7.9:1
始動方式 セル式
キャブレター WARBRO WB-3A
点火方式 T.C.I
スパーク プラグ NGK B9EV
潤滑方式 混合(25:1)
変速 遠心クラッチ付 (乾式SLクラッチ)

 

この表が何か分かる方がいるだろうか?
もしいたら相当なヤマハマニアの方だろう。

 

この表はヤマハがスポーツカート用に出しているエンジンの
カタログスペックです。

www.yamaha-motor.co.jp

 

さて、なぜこんなスポーツカートのエンジンスペックを
持ちだしたのか、、、

 

それはカートショップのオヤジさんと仲良くなるためです。

 

なにか新しいことを始めるときは

「何をやるかではなく、誰とやるかだ!」

誰が言い出したかは定かではないが、
成功者への第一歩として有名な言葉です。

 

カートがどんなに素晴らしいスポーツでも、
あなたがどんなにやる気に満ち満ちていても、
1人でやっていたのでは上達は見込めません。
※仲間と一緒でも同じです

 

では、どうするか、、、

 

あなたを導いてくれるメンター(師匠)が必要です。

もし、あなたの知り合いでレースに出場されている方が
いらっしゃるならその方と一緒にやるのが良いでしょう。

しかし、そういう方が身近にいらっしゃる方は
それほど多くはいないでしょう。

 

そんなとき、心強い味方が
カートショップのオーナーです。

 

特に、エンジンのO/Hなどメンテナンスを
請け負っているショップがお勧めです。

 

でも、、、

 

そうは言ってもオーナーさんにメンターになっていただくには
まずは仲良くならないと行けません。

そのためのネタがエンジンなのです。

カートショップにフラット来た素人がエンジンについて
知識を持っているなんて思う人はいません。

オーナーさんも当然そんなことは期待していません。

そんな中、あなたが突然、

「圧縮比の適正値とそれを考慮したチューニング方法」

について語りだしたらどうでしょう。

「なんだコイツ?」と思いながらも、
目がキラキラと輝き出すオーナーさんの様子が目に浮かんできませんか?
(圧縮比が何なのかはWikipediaに詳しく書かれているので見ておいて下さい)


そうなったらこっちのものです。
聞いてもいないのに知りたくも無いほど沢山の

そしてマニアックな知識、コツを延々と教えてくれます。
もうあなたはオーナーさんへ弟子入りできたも同然です。

 

最後に、、、

 

「これからカートを始めるのに、まず何からはじめたらよいか?」
をオーナーさんに伺い、
その場で(もしくは一週間以内に)買って帰りましょう。

そして一週間後にまた遊びに行って買ったものの
感想を伝えてあげればカンペキです。

ネジの一本一本まで、、、

締付けトルクという言葉をご存知でしょうか?

締付けトルク:ねじを回して締め付けるときに回転方向に回す力

簡単に言うと、ネジを締める力のことです。

本来、全てのネジは適切な締付けトルクがあり、
ネジを締めるときは締付けトルクで締付けないと
ネジは本来の性能を発揮しません。

トルクが足りないとゆるくて外れてしまいます。
トルクが強すぎるとネジ、またはネジ穴が壊れてしまいます。

 

 

前回、トルクレンチの精度について紹介しました。

その際、トルクレンチの使い道として、タイヤ交換で使うことが多い
と紹介をさせていただきましたが、、、

実は車に使われているネジには全て適正トルクが指定されており、
車を整備する際は、全てのネジを適正トルクになるよう
トルクレンチを使って締めます。
(これをトルク管理といいます)

車のネジは、材質、穴の深さ、大きさ、形に至るまで
細かく設計されています。
そして、指定されているものとは違うネジを使うと
設計通りの性能がでないだけでなく、
ネジ穴を壊してしまい、ネジ止めができなくなってしまいます。

車に使われているネジはそれ専用に作られているものも少なくありません。
車の整備をするとき、市販のネジと形が同じで、
一見市販のネジが使えるように考えてしまうこともあります。

 

しかし、、、

 

車の整備において、絶対に市販のネジを使うべきではありません。

必ず、ディーラーなどで指定のネジを取り寄せるようにして下さい。
そして、締付けトルクを調べ、適切な力で締付けるようにして下さい。

 

前回も書いた通り車は凶器です。
拳銃やライフルと同じ凶器です。

その整備をするときはそれなりの知識、技術と覚悟を持って行って下さい。
「たかがネジ一本」では済まされないこともあります。

 

www.jiji.com

整備不良による事故は有ってはならないものです。
それはバスだから、大型車だから、商用車だから、、、

ではありません。

あなたの車でも同じです。

 

車の整備士の方はネジの一本一本に至るまでこだわりを持って作業をしています。
車(凶器)を扱う上でそれが当たり前のことなのです。

あなたはこだわりを持って扱っていますか?