EQ-道場

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日本企業では絶対真似できないだろうなぁ その2

 グーグルが生産性を高める方法を突き止めたそうです。

gendai.ismedia.jp

 

さて、今回の記事。結論は「安心して発言できる環境を作ることが生産性を高める」ということである。そんなことは今更言われなくても百も承知だ。わざわざ「突きとめた!」などと書く内容ではない(何とも無意味なことにスペースと時間を割いていることか、、、)。問題はそこに至るプロセスである。一応、申し訳程度に一例が載せられているが、「自身の弱点を告白する」ことは非常に難易度が高い。実践できる人は、既に生産性が高い環境を自力で作り出せる能力がある人だ。

 

ではどうしたらいいのだろうか?

 

記事では生産性を高めるために必要なものとして「心理的安全性」を上げている。まず、心理的安全性とは何か?Wikipediaによれば"Psychological safety is a shared belief that the team is safe for interpersonal risk taking."(Psychological safety - Wikipedia, the free encyclopedia [Google 翻訳])とのこと。対人的なリスクを相手が引受けてくれるとお互いに信頼できることである。難解な言葉であるが、一言でいうと「安心」ということである。

相手を安心させるためには、理解し、認めてあげることが必要である。そのためにあなたが行うべき重要な行動が2つ、

 ①話を聞くこと

 ②相手を肯定すること

単純なように見えて、どちらも非常に難しい。特に①話を聞くことは、私自身も含め、実践できている人をまだ見たことがない。

 

「①話を聞く」ために必要なことは「相手の目を見ること」「相手の言葉をそっくりそのままオウム返しすること」である。これは練習により身に付けることができる。練習方法はとても簡単なので是非実践して欲しい。練習方法は次の通り(この方法で②も一緒に練習できる)。

 

1.まずパートナーとペアになります

2.1人がコーチ役、1人が生徒役です

3.コーチは紙に書いた例文を読み上げます

4.生徒はコーチの言葉をそっくりそのままオウム返しする

5.コーチは生徒が間違えたら「失格!」、間違えずに言えたら「合格!」と言う

 ※失格の場合、合格するまで何度でも同じ例文を繰り返す

6.例文を変えて3〜5を繰り返す

 

重要なことはオウム返しは「てにをは、句読点まで含め一字一句正確に、かつ、間を置いたり、噛んだりしない」こと。またコーチ役は失格になった場合、間違えた箇所を強調したり教えたりしないこと。

試しに身近な人とやってみると面白い。意外とできないものである。

以下に幾つか例文を用意したので活用して欲しい

 ・今日は天気もよく、陽気な気候ですね。

 ・私は働くことがとても好きで、生きがいにしている。

 ・フランクフルトに行くにはどうしたら良いのでしょう?

 ・彼はカウンセリングを受けている。

 ・甥っ子は勉強の仕方がわからず、悩んでいる。

 ・明日の夜のフライトで、成田からハワイに旅立つの!

※例文はどんなものでも構わない(長文は大変であるが)。好きな本や新聞の一節、日常会話などを文字に起こすとよい。

 

 

「コミニュケーションが重要だ」などという人が多い。確かにそれは事実である。しかし、コミニュケーションが重要と言われてコミニュケーションが取れる人は居ない(それは既にできている人だ!)。もし、さも偉そうにコミニュケーションの重要性を語る人がいたら、その人はコミニュケーションを取れない残念な人だ。

日本企業のお偉いさんには残念な人が多い。非常に残念だ。